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After... (DVD版)

プレイ時間 DVDレス
プレイ
CG枚数 H回想 ボイス 評価 オススメ
点数
14時間※ 108枚 67枠▲ フル 5点 5点

※初回6時間程度。
2回目&3回目で3時間弱。その他1時間。
▲一般の回想シーンも含む。H回想は各キャラ3〜4回

★事前に期待していたもの
2部構成の展開。比較的鬱系と予想されるシナリオをどう扱うか興味大。

システム  既読未読判定スキップ有り。がやや遅いです。既読文章に任意の色を付けれるんですが、こう
いう機能よりもスキップの高速化が求められますね。
 後、殆ど同じシーン、セリフで一部だけ主語が違うとかなりの文章量が既読判定でスキップされ
ません。
 音声・音楽・効果音の音量調整がありますが、キャラ別の設定が無い。
 オトコ声は物語の演出上仕方ないとはいえ、カットできる仕様が欲しかったですね。
 攻略自体は難しくないですが、CGとシーン回収が結構細かいのでセーブスロットが10個は少々
物足りなかったです。
 後はオートプレイ(クリック速度調整可能)もあって標準以上だと思います。
 誤字があったり一部無音のテキストがあったりと細かいバグがありますが、プレイには支障無い
でしょう。
 最大の問題は、Hシーン回想が一般回想と混在していて、しかもタイトルで分けられているため
非常に求めるH回想が探し難いことです。
音楽・CV  取り立てて音楽は印象に残りません。1部から2部への移行にボーカル曲とOPを入れる演出は
宜しいですが、どっかのゲームに似てる・・・。
 CVは無難なキャストですね。キャラと物凄くマッチという事も無い。
 されども、演技は上手ですから。どちらかというと日常シーンよりもエロシーンでの喘ぎを重視した
キャストっぽい感じがします。
CG・立ち絵  立ち絵のパターンは少ないですが、シーンによっての使い分けがちゃんとできているので、違和感
は無かったです。
 絵的にも安定してますね。
 イベントCGも流石に上手。このゲームのポイントである絵のレベルは総じて高い。
 ただ、冬山登山にスキーウェア着せたような格好だけというのはどうかとは思ったりしましたが、ま
あ登山物語ではないですからね。
エロ  BadEnd系の陵辱・肉欲系。TrueEnd系の純愛系とどちらもかなり濃いレベルになっていると思いま
す。ストーリー中心のゲームではなかなかです。
 主人公に顔もあり、男女の裸体が絡んだCGが多いのも特徴ですね。特に「陽子」はエロシーンが
全般に濃厚です。
 反対に「渚」は陵辱エンドではかなり痛い展開になる割には、TrueEndで薄いのが報われない気
がします。
シナリオ  After...というタイトル、2部構成、事前の露出情報から大抵の人が1部と2部を繋ぐ大事件を予想
できると思います。
 「日常学園モノ」的な第1部。その日常を突然失った主人公が苦悩する「ファンタジー編」風の第
2部。ダラダラと続けずに、イベント毎で進んでいく前半戦からすっかり雰囲気が変化する第2部へ
の繋ぎもそれ程唐突ではないと思います。
 一応複線的なギミックを貼り付けているので。
 ただ、前半も後半もそれなりに纏まっているのですが、どっちも中途半端。というか、掘り下げ不
足に思えます。
 どうせなら、余分なファンタジー色を排した学園恋愛モノ1本で絞るとか、鬱ゲーになるかもしれま
せんが、後半部分だけをとことん突き詰めた展開を貫いたほうがゲームとしては深く・濃くなったかも
しれません。
 また、「香奈美」と「渚」のTrueEndはかなりご都合主義的な展開になり、正直これで良いのか、と思
ったりしました。
 寧ろBadEnd系の方がインパクトが強かったです。かなりイタイですけど。
 その点、女性の微妙な心理を描いた「陽子」のシナリオはTrueEndがそれなりに納得いくものになっ
てますので、評価はしたいですね。
 但し、大事件を分水嶺にして前半と後半を繋いでいる関係上、どのヒロインを選んでも物語の流れ
が似通っているので、ファーストプレイ以降はダレる傾向が出てくる事も。
総評  主人公が、ヘタレではありませんが、微妙に嫌なヤツで気に入りません。心の中ではかなりキツイ
事を考えても、アクションに出さずに周りに流されるだけ、というシーンが結構見られます。
 妙に物分りが良かったり、悪くなったりと後半でも一貫した行動が取れてないとも思います。
 正直、好きになれないタイプですね。裏表があることを自覚してないのに、かなり小狡いタイプとして
第1部では描かれていると感じます。
 オトコキャラが複数登場し、ストーリーに関わって来るのが特徴のゲームですが、「慶生」のサイコ的
な内向性格、「嫌な野郎」の書き方は上手いですね。かなりムカツキましたが、ムカツカせたライター
さんの勝利でしょう。
 ただ、残りの2名は達観し過ぎというか物分りが良すぎるというか。主人公とサブキャラの男達はとあ
る共生関係に陥りますが、このあたりの葛藤とか混乱とかの掘り下げが足りないですね。
 この掘り下げの不足は物語全体に言えます。
 奇抜なファンタジー系の要素を導入していますが、それ程新鮮とは感じられなかった。この感想が
このゲームの評価になるように思えます。
 どれも悪くないけど、いまいち。
 前半ほのぼの日常、後半鬱で重い。この流れを組んだこと自体は悪くないとは個人的に思ってま
すが、両方とも薄いのが問題なのでしょう。
 後半に入ると、正直前半の話は印象が薄くなってしまい、あまり意味をなしていると思えなくなる。
 後、「ルー」と「サイファ」という後半の鍵となる筈の2キャラは単なる狂言回し以外の何物でもないの
で、存在理由がいまいち明確になりません。一応補完的なエンディングはありますけど。
オススメ度  エロは物語中心のゲームとしてはかなり濃いし、絵的にはかなり一般受けすると思います。
 が、後味があまり爽快という類のゲームではないですし、後半が一転して鬱展開になる、という流れ
を嫌う人も多いでしょう。
 オススメ出来るポイントがありそうで、無いですね。
 地雷でもないし、凡作以下でもありませんが・・・・・。
 これといった売りがありませんので、5点。
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