プレイ時間 | DVDレス プレイ |
CG枚数 | 回想 | ボイス | 評価 | オススメ 点数 |
13時間弱 | 可 | 155枚 | 33枠※ | 女性フル | 5点 | - |
※H回想オンリーではなく全てのシーン回想
★事前に期待していたもの
「銀色」がそれなりに良かったから(「みずいろ」は永遠に積み)
「銀色」の続編らしいとは知り合いに聞いてたので
続編という位置付けで、既に一度別作品で披露している感動や泣
きをどう見せてくれるか、進化している所があるのか興味有り。
システム | 基本的に不足無しですね。CGモードや回想モードにもコンプせずに入れますし。 ホイールマウスがバックログにもメッセージ送りにも対応しているのは嬉しいです。 サウンド周りは十分過ぎるくらい揃ってますし。 オートモードの速度調節も結構細かいです。 スキップは既読部分のみですが、Ctrlキーで強制スキップは可能です。 全く問題なし。ストレスは感じません。 |
音楽・CV | BGMは舞台が所謂「西域」になるんでしょう。現実世界に照らせばユーラシア大陸とヨ ーロッパの境目の乾燥帯から中央アジアの辺りになりそうです。 よってBGMは中近東や中央アジアの幻想的でエキゾチックな感じが出ていて素晴らしい と思います。挿入歌も雰囲気出てますね。 音声は、有名どころを集めてますので、問題ないですが、「アラミス」の1週目にCV無しで 2週目から声を付けるという演出は良く意図が分かりかねます。一応2週目で聞いてみた のですが、違和感ありました。 |
CG・立ち絵 | 立ち絵やCGは丁寧に書かれていますし、映画画面を意識したシネマサイズでの演出は アイディア自体は悪くないです。が、そのためテキストのフォントが小さくて読んでると目が チカチカしてきます。 後、過去のシーンは全てモノクロのフィルターをかけているんですが、これが延々と続く 最終章はいい加減ウンザリしました。 演出に凝ろうとしたあまり、本来の見せ易さを蔑ろにしてしまった例ですね。 絵自体は良い出来なのに、その利用法を間違えた、てな感じですか。 |
エロ | 何と言うか、コンシューマー化を狙ってるなあ、としか思えなかったです。 基本的に唐突。あまりエロシーンに至る必然性が描かれていないのに、無理矢理ストー リーにHシーンを填め込んだ、という印象が拭えません。 泣きや感動を描きたいなら、主人公達と各章ヒロイン達の精神的な面での繋がりが重視 されて然るべきだと思うのですが、殆どの主人公が「保護欲」でヒロインを見ているため、 余計に「抱く」行為に至る過程が不鮮明になっている気がします。 |
シナリオ | 「銀色」の焼き直し。 ひたすら冗長な展開が続きます。砂漠を移動して宿屋に泊まり、ヒロインと会話して、何 となく各章のラストの悲劇が起こってしまう。 テキストの言い回しも1章及び4章は「銀色」のそれと殆ど同じ。続編を謳っている以上、 必然かもしれませんが、兎に角平板ですね。一度見てしまっていると、新鮮な感動は得ら れ難いかもしれませんが。 ラストの物語を集束するために各章で悲劇を起こして「お涙頂戴」で取り合えず終了させ るという流れが、延々と続くといい加減眠くなります。 結局、「銀色」の続編を意図した段階で、物語の核とエンディングは決定していた訳で、そ のためにとてつもなくタルイ前振りが続くと思えば良いかと。 |
総評 | まず、各章の主人公。全部性格が同じ。というか同一人物にしか見えません。 喋り方はぶっきらぼう、何らかの精神的負債を抱えているけど、大したもんでもない。これ では章立てにした意味があまり無いのではないかと。 同様にヒロインも自分ではあまり動かないタイプが多くて、これまた見事にステロタイプ。3 章のみやや能動的ですが、まあどんぐりの何とやらです。 更に、2章と3章は蛇足の感を拭えません。2章は暗めの話を少しは救済するためのギミッ クとしても、3章はただ、救われない悲劇を書いただけでは? しかもこの主人公が最も説明不足で、ヒロインと旅をする理由も薄いと思います。 要は1章の後に4章以降を繋げれば、物語として過不足なく完結する。 ラストの話にしても、最終章の始めで即読めてしまったりして。お約束の感動を演出したい なら、もう少ししっかりと起承転結を上手く書いて貰いたいですね。 結局、展開に変化が乏しくなった「銀色」を再プレイさせられた感じのゲームでした。 丁寧に作られているし、手の掛け方は凄いと思いますが、面白いかと問われれば答えは 微妙です。 処女作がそれなりにヒットしたので、安易に「2」を作成−というまるでハリウッド映画の悪 癖を見ている感じがしました。演出が映画的なので余計に感じたりして。 |
オススメ度 | 「銀色」を最低プレイしていなければ、オススメはし難いですね。世界観の説明が殆ど最後 まで引っ張られてされないので。とはいえ、謎を伏線として牽引するにはあまりに弱い物語 がネックとなっている。 「銀色完全版」をプレイしていれば、最初から理解出来る設定は多いと思いますが。 「続編」の性格が濃いゲームなのですから、単体でもより抵抗無く遊べる配慮のしようはあ ったと思います。 継続ユーザーにしか分からないネタ的オマケを付けるなら、プロローグとして「銀色」の根 幹を匂わせるエピソードを挟むとか、何か出来たのではないかと。 “楽屋落ち”的なオマケを付けるよりも、広範囲な新規ユーザーに対しての配慮が必要な のでは、と思います。 全てのプレイ後のエピローグで「完全版」の補完はありますけど、時既に遅い気が。 前作が気軽に買えるゲームなら、「前の作品をやったうえ」でのオススメが可能ですが、ロ ットアップした入手困難なゲームが前提では・・・。 「朱」単体でもゲームとして楽しむことは可能ではあるので、泣きゲーが好きならまあそれ なりには感動できるし、ホロリと来るかもしれませんけど。 オススメ点数はよって空白にしておきます。 |
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