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ありす+

プレイ時間 CDレス
プレイ
CG枚数 H回想 ボイス 評価
15分★ 31枚※ 無し フル -

★正確には14分55秒・・・・。

※BMP形式で全て見れるのですが、大体HCGが21枚。その他が10枚程度。

★事前に期待していたもの
絵だけは良いというこのメーカーの伝統を取り戻した事への賞賛とお布施。
100%国産Hアニメとか、色々と宣伝している事実とどれだけ現実が遊離しているかの確認。(w

ALK様から、「若槻ジンの妄想」についての情報頂きました。有り難うございます。
というか、サウンドライブラリーから辿れるのを気付かないくらいショックが大きかったのかも。

システム  え〜、システム自体存在しませんので、書く事はありませんです。
 厳密にはゲームではないので。というか厳密にではなくてもゲームではありません。
 インストールする必要が無いし、そもそもの仕様がMPEGで見るだけの映像作品です。

 CD-ROMを放り込んでフォルダを展開すると幾つかのHTMLファイルを含むフォルダが
展開されます。(オートランではない。)
 このインデックスファイルやメニューファイルをクリックすると、オンラインマニュアル形式
で4つのメニューが現れます。
 
 本編(MPEG形式)
 ちょっとエッチな画像集
 ありす画像集
 サウンドライブラリー

 以上が選択可能です。
音楽・CV  音楽は、シンセサイザーを利用したバラード系の美しい曲が大半を占めます。
 とはいえ、6曲しかないんですけどね。
 本編15分で終わるんで、全部曲が流れていたかも脳内に記録されないんですが。
 サウンドライブラリーで何時でも聞けますけど。
 ちゃんと聞くと比較的纏まったサウンドです。問題は本編をプレイした後で聞く気力が
残っているかに尽きるか。

 CVはちゃんとしてますね。
 男性キャラである「若槻ジン」と「ありす」しか実質CVありませんけど。
 他のチョイ役は多分スタッフの方がアテていると思います。
 痴漢のおっさんの声のボリュームが異様にデカイのが気になりました。
CG・立ち絵  まず背景。統一感はありません。
 鉛筆画のラフ画をそのまま使ったモノもあれば、安っぽいアニメーションの背景みたい
なタッチになる事もあります。

 立ち絵自体はありません。電動紙芝居というか静止画が大半のアニメーションモドキと
いう感じの映像ですから。
 CGの線は非常に汚いです。塗りも酷いので、折角の絵柄を殺してます。
 表情はやはり安定しません。がまだ「ありす」はちゃんと見れますしあまり笑える(そこを
狙ってど〜する)絵が無いですね。
 しかし、ちゃんと落としどころは用意されてました。
 「若槻」君のとあるシーンで驚いた顔は完全に別人です。
 あの表情の激変で2分間笑えました。
 こういったインパクトを期待してしまっている私は完全に終わってます。(苦笑)

 肝心のHCGはどうにも身体のパーツのバランスが悪い。
 全部BMP形式で見る事ができますけど。

 しかし、水着の絵やテニスウェアのパンチラ絵は本編では全く使われていません。
 宣伝の為にあれだけ露出されているのに・・・・。
 水着の絵はHTMLファイルの扉絵。
 テニスウェアの絵はスタッフロールの時に表示されるだけです。某審査機構に訴えられ
ないか他人事ながら心配になります。(他人事か?) 
エロ  Hアニメーション・・・・・。これをアニメーションと呼べるかなあ。
 肝心のHシーンではたった1回だけピストン運動があります。Hシーンで動くのはそれだ
けだったりします。('A`)
 プロローグでありすがオナニーするアニメーションもありますけどね。
 これも含めるならば、合計でアニメーションするHシーンは2つだけ。
 意味なしでパンチラを見せるためのスカートを風で翻すシーンも含めても3つ・・・。
 
 後は全然関係ない海の風景で雲を動かしたり、空に小鳥を飛ばしたりするアニメーショ
ンしかなったり。

 Hシーンの殆どが止め絵であり、マトモなシーンは1回だけです。
 「それから遭う度にエッチした」というありすのモノローグがありますが、その時に見せら
れるのは止め絵CG一枚だけ。(;´Д`)

 Hシーンが激烈に少ないエロアニメビデオ以下ですな。
シナリオ  ネタバレになりますが、反転する気力もありませんので('A`)
 そのまま書きます。ネタバレ嫌な方はスルーしてください。

 内気でグズな「ありす」。
 ・・・でも痴漢されると痴漢の手を絶妙のタイミングでクリップ挟みの刑に処し、、ほくそ
笑むというしたたかな面を見せてくれるのは、凄いアクティブに見えるんですが・・・。

 それはそれとして
 突然登校拒否になった幼馴染の「若槻 ジン」が心配で堪りません。
 思い切って「若槻」君に悩みを尋ねる「ありす」。

 「若槻」君はいきなり「人間なんて信じられない・・・・。」と頭を抱えて苦悩する青年にな
ります。
 少しでいいから、前振りくらいしてください。
 「ありす」は「私は何時でもジンの味方よ。」と30秒会話しただけで包容力の強さを見せ、
いつの間にかHに突入。

 で、恋人になってハッピーな毎日を送るんですが、「若槻ク〜ン」と手を振りながら駆け
寄って来る際に、お約束で自動車とコンチニハ。

 さあ、悲劇の始まりです。

 で、当然ありすは救急車で病院そして手術室に運ばれます。
 手術室のランプが点り、恋人の「若槻 ジン」は固唾を飲んで行方を見守ります。



 ・・・・ここで終わります・・・・・。





 5分間笑いました。
総評  結局、短いけど恋人として過ごした時間が楽しかった。何物にも代え難い瞬間を送れて
幸せだった。
 これが「ありす+」の物語に内在するメッセージだ。・・・・こう考えないとあのラストを消
化するのは不可能です。インポッシブル。

 恋愛お涙頂戴映画のパターンを踏襲した正統派メロドラマを狙ったのでしょうかね?
 泣かせる恋愛映画から、登場人物の心の機微とか、演出とか、全てを窓から投捨てて
しまえば、「ありす+」が完成するとは思えたりしますが。
 普通の悲劇恋愛モノに必要不可欠な要素が丸っきり欠如しているのは言うまでもあり
ません。

 前半はアダルトビデオ黎明期の、唐突なH、意味の無いシナリオ。でエンディングのみ、
アングラ映画によくある、「後は受け手に丸投げするぞ。」、という展開を貼り付けた。
 そんな感じかな。

 アニメーションもキャラクターを動かさず、背景をスクロールさせたり、揺らしたり、線を動
かしたりして「いかにも動いている」ように見せる代物です。
 まさに紙芝居そのもの。これをアニメーションと呼べるのが凄いなあ。これを国産100%
とか豪語するのは、日の丸への国辱(以下都合により削除)
 飛び出す絵本の方がまだ工夫を凝らしていると本気で思います。

 で、久々にやってくれたかという未使用マテリアルの同梱。(w

  CD-ROMに入っているJPEGファイルを見ると、

 「サウンドノベル 若槻ジンの妄想 作 公文一人」

 というファイルが入ってます。19分の本当にサウンドのみのミニドラマです。
 「若槻」君が、彼の祖母の死を通して感じた事をクダクダと考えるモノローグが大半なの
ですが。
 で、後半でやっと「妄想」という単語に似つかわしい「ありす」とのHシーンがちょっとだけ
出てくるのですが、インサート直前で彼の目が醒めて、妄想はオシマイ。
 ・・・・何の意味があるんだ、これ。(;´Д`)

 「ありす+」と言うタイトルは、「ありす」編と「妄想サウンドノベル」の2本立てという事で
しょうか?それともCD−ROMにDVDが『プラス』されているから『+』なのかな。
 どっちでも良いや・・・・・。どのみちどちらも『プラス』評価には全然影響を与えませんか
らね。・゚・(ノД`)・゚・
オススメ度 何と言うか、事前のコピーにある「世界を変える出来事が・・・・」がああいうオチになる
とは予想もしませんでした。

 確かに、自分の世界が揺らぐほどのショックを受けましたから、
 その点においては流石と言うべきか・・・・。(違)
 シュールというよりも、もう何がなんだか訳分かりません。それはそれで良いとして(良
いのか、本当か?!)

 せめてオチくらい付けてくれないと採点できないです。
 ゲームとは呼べないので点数は付けられません。(察してください。)
 が、これで普通に15分のハッピーエンド物語だったら、単なる陳腐なAVモドキにすらな
らないとも思ったりします。

 色々と笑えるところがありますが、これ実売3K台でも高いです。
 同梱のアニメDVDはもう見る気もしません。お腹一杯です。ちょっと見た感じ、画質が向
上しているかしてないかくらいの微細な差があるだけですね。
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