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はぁ・はぁテレパス〜はじめてなのに超BINKAN〜

プレイ時間 DVDレス
プレイ
CG枚数 H回想 ボイス 評価
約7時間30分★ 79枚※ 39枠 女性フル 6点

★攻略順 「美羽」→「まな」→「莉子」→ハーレム→最後のEND
初回4時間弱。
2回目・3回目に40〜50分。
残りのエンディング回収するのに試行錯誤で2時間程度。

※差分含まず。
3キャラ共通に登録されるCGがそれぞれ4枚あるので、
アルバム登録は79枚だが、実際は71枚。

★事前に期待していたもの
同日発売の話題作が大作そうなので、息抜き用に。
シナリオにはあまり期待していませんが、皆無という訳でも無し。
主人公がテレパスになるという設定をどう使うか興味有り。

システム  ビジュアル・アーツ系の共通エンジンを使用。
 安定度・充実度共に非常に高いレベルに有りますね。

 気になったのは、CGモードやアルバムモードから戻る時にやや重く感じる事。
 私の無駄に速いマシンでこれだけ重くなるのはちょっとV・Aシステムとしては疑問
が残ったりしましたが。

 操作は右クリックによるメニューバー呼び出し、又はメッセージウィンドウ右横の
アイコントレイから行えます。
 どちらも完全に同等の操作が可能です。

 ホイールマウスはバックログ参照のみ。(ウィンドウ単位。)
 右クリックはメニュー呼び出し。

 フルスクリーン・ウィンドウモード切替 有り。
 既読判定スキップ 有り。 未読メッセージはCtrlキーで強制スキップのみ。
 メッセージ速度アナログバーで調節。かなり細かい設定が可能。
 音声・BGM・効果音・システム音調節可能。(アナログバー)
 キャラクター音声(メイン3人とその他)は個別にOn/Off可能。
 音声再生時のBGMフェード機能有り。(音量調節可能。)
 音声部分でのテキスト表示 有り無しの選択可能。
 テキストフォント(アンチエイリアス・影付を含み)変更可能。
 オートモード 装備。(クリック間隔を一文字表示時間で0〜5秒、最小表示時間を
0〜10秒でそれぞれ調節可能。)
 ゲーム中の日付ウィンドウのOn/Off。
 スタート画面・ゲーム終了の選択。

 まさに至れり尽くせり。完璧です。
 ディスクレスが可能というのも嬉しいですが、ランチャーをスタートメニューに作ら
ないのは何故でしょう?まあ、瑣末な部分ですが。 
音楽・CV  音楽はオマケモードで14曲聞けます。(内1曲はOPソングとそのカラオケバージョ
ンです。)
 全体的にストリングス・シンセとキーボードサンプリングを使った極普通のBGM。
 特段印象に残るものは無いです。物語にドタバタが少ない事を反映してか、アップ
テンポなBGMが殆ど無いのが、特徴といえば特徴かも。
 まあ、無難と言うよりも、ちょっと物足りないというレベルに落ちる感じです。

 音声に関しては、何といってもメインヒロイン役の「涼森 ちさと」さんの演技に尽き
ると思います。
 少々、甘ったるい感じの演技をされていて、ハキハキしたキャラクターやクールな
キャラを担当される事が多かった最近の出演では、面白い役所かもしれません。
 もう少し活動的なキャラクターに良く合う声をしておられると思ったりしてますが、
やはり演技も艶技も素晴らしいですね。
 残りの副ヒロインや脇役を担当されている方もそれぞれ問題無い演技をされてい
ると思いますが、「まな」は少しロリに作り過ぎ、先生キャラの「莉子」は演技を色っ
ぽく、これまた作り過ぎかなあ、と思ったりもしました。
 しかし、Hシーンでの演技は流石ですから、特に不満と言う程ではないです。
CG・立ち絵  立ち絵は固定。
 メッセージウィンドウ左端にバストショットを表示して、そちらで表情を変えさせる
形にしてます。
 この表情が実に良く動いてコミカルです。特にメインヒロインの「美羽」はパターン
も多いし、メリハリもあります。出来れば、立ち絵でこのレベルを表現して貰いたか
ったものですが、乏しい立ち絵よりは余程良いです。
 1枚絵CGが画面に表示されている時は、当然このバストショットも出ません。
 ですのでHシーンでずっと1枚絵が続くと、ちょっと寂しい気もします。

 1枚絵CGは、上述のように実質71枚。差分を含まないとはいえ、少々物足りない
と感じました。理由はエロの所で述べます。
 色使いと線が柔らかく、かなり万人受けするタイプの絵ではないかと思います。
 表情も安定しており、シーンによって別人になったりする事も無いです。
 塗りも安定しており、絵に関しては高いレベルで纏めていると思います。
エロ  まずは、キャラクター別の回想枠数から。
 「美羽」24枠。
 「まな」5枠。
 「莉子」3枠。
 「4P」3枠。
 「その他」4枠。

 完全にメインの「美羽」が中心となっているのが明らかです。
 そして、「美羽」役の声優さんの演技。これが全てですね。
 Hシーンに色々と言葉を話されると一昔前のAVのようで萎えるとか、喘いでいる
だけで詰まらない。というような批判に対応する設定が、主人公には「美羽」の心
の声が聞えるという設定で対応。
 行為に没頭してセリフも吐けないようなシチュエーションでも、赤裸々なエロ・マイ
ンドの垂れ流しを聞けます。
 とはいえ、全体的に喘ぎ声は少な目。どちらかというと、会話の多いエロシーン型
主体のゲームです。
 淫語・卑語は、最初は殆どありませんが、後になると性器表現をガンガン喋りまく
ります。ピー音で消すタイプではなく、一文字だけ消音するタイプ。何となく聞える気
がしなくもなかったりしますが・・・・。

 Hのタイプとしては、濃厚なキスシーンから始まり、(効果音有り)それからじっくり
と絡み合っていくタイプの正統Hが多いでしょう。
 1回戦だけでは収まらず、射精が2回以上続く場合が殆ど。
 ヒロインの「美羽」がサブタイトルの如く、超敏感体質であるので、初回の処女喪
失後からかなり感じてヨガってくれますし、以降も「嫌よ。嫌よ。」と口では言いつつ
も、積極的に主人公に絡んできてくれます。もっとも、内心が筒抜けなので、隠して
も意味が無いのですが。

 着衣率はそれなりです。特に最初のHは全裸ばかり。後からスクール水着、私
服、制服、サンタ服等の半脱ぎHは入るようになりますけど。
 フェラチオは「まな」以外のキャラ。「まな」のみに風呂場Hが2回。
 パイズリ、お漏らし、放置プレイ、目隠し、アナルとパターンはかなり豊富。
 特筆すべきは、学校指定の臙脂色ジャージでの半脱ぎHが複数ある事でしょう。
これはかなり珍しいかも。名札付のジャージですしねえ。(笑)

 主人公以外と絡む脇役Hは、見られながら犯されるのが好きにチューン・アップ済
みという設定です。どれも尺は短く、本当にオマケ扱い。
 言ってみれば、「美羽」以外は全てオマケ扱いに近いですけど。

 回数、濃厚さ、演技とどれも非常に高いレベルにあるのですが、問題が1つ。
 それはCGの使い回しが多過ぎるという点ですね。特に回数がずば抜けて多い
「美羽」の使い回しはかなりのもの。
 前儀のキスシーンとかはほぼ毎回同じ。1回戦2ラウンド以上に及ぶ場合でも、同
じCGを使い続けるというパターンもあったりします。
 もう少しCGのバリエーションが在っても良かったなあとは思いますね。

 「美羽」とか「まな」の喘ぐ表情は絵的にも色っぽく、ホンワカした絵柄とのギャップ
が却って良い感じ。期待に違わずハーレムエンドもありますからね。
 Hとしてはかなり良好な部類に入るでしょう。
シナリオ  実に軽い内容です。
 「美羽」と主人公の「柴崎 翔太」は出会ってから15分くらい(プレイ時間)で恋人
になってしまいます。
 で、お約束の衝突出会いの際、主人公には「美羽」の考えている事が頭の中で
聞えるようになってしまった。
 それをHにだけ活用して、二人は性欲に耽溺していく、という内容です。

 日常描写は至って単調。日常会話もあまり豊富とは言えません。
 手作り弁当や膝枕で耳掃除といった「萌え」系イベントもありますが、全てはHシー
ンの為の前振りに過ぎません。

 一応、主人公に「美羽」の内心が筒抜けになるという設定が、他のキャラクターに
流れて「美羽」ルートを外れる時に、小道具として使われますが、それだけ。
 普通内心を全て読まれてしまうとなると、知られたく無い心の動きまで・・・的に何
らかの葛藤があるものだと思いますが、そういった場面はほぼサラリと流されてし
まいます。寧ろ、Hの時に便利と抵抗無く受け入れてますし。・・・流石抜きゲー。

 意表を突かれたのは、主人公がテレパスである事を、ラストまで引っ張らずに比
較的早い段階で「美羽」にバラしてしまう展開です。
 だからといって、後の展開が感動的になる訳でもないんですけどね。

 最後に、一応各キャラクターの山場がありますが、まああってもなくても一緒な程
度です。
 楽しい主人公のHライフをプレイヤーが楽しむ事がメインに据えられたシナリオで
しょう。
総評  「美羽」中心に組まれたゲームですので、他の攻略2キャラのルートに入ると相当
苦しいです。
 それまで「美羽」とやりたい放題だったのに、実に些細な理由で恋人関係がブレイ
ク・アップ。
 で、主人公も他ヒロインにホイホイと乗り換えてしまう。
 これは軽いのがハナにつくというよりも、無理矢理他キャラエンドを加えた為の歪
みがシナリオ展開に出てしまっている。
 ま、副ヒロインはオマケ扱いですから、ここいらは許容範囲です。
 例え義理妹である「まな」と関係を持つ事に対する背徳感が書かれてなかったり、
「莉子」のシナリオがUFO好きのという設定並みに宇宙的いい加減さを誇っていて
も、所詮は抜きゲーだからと許せてしまいます。
 同じく、エンディングがあまりにも唐突でご都合主義な所も笑ってパスできます。

 だがしかし、問題は、「美羽」のハッピーではない別エンディング。
 ネタバレになるので書かない事にしますが、彼女の境遇とかを考えると、とある
昨年の低価格ゲームを思い出したりしました。
 それは兎も角、明るいHヤリヤリな雰囲気漂うこのゲームで、あの唐突なエンディ
ングはないなあ、と思います。
 その前提として、「美羽」の境遇と彼女の心情がもう少し丁寧に書かれていれば、
かなりインパクトのあるエンドシーンになったかもしれませんが。
 が、このエンドはかなり見るのが難しいので、スルーしておけば、明るく楽しいHの
濃厚なゲームとして楽しめるとは思いますが。

 後、理解のあるHな保険医、保健室を使ってのH三昧。
 何故か、2003年の「セッ◆ス・○レンド」の設定に近い気がするんですけど、気の
せいですよね。(苦笑)
オススメ度  シナリオに期待しなければ、かなり良質の抜きゲーだと思います。
 少しでも期待すると、臍を噛む事になるでしょうけど、私のように。
 H要素だけ評価すれば、8点です。暗い所が殆ど無いですし(例外は有り)、キャラ
クターも「美羽」のみですが、非常に立ってますから。

 サブヒロインの扱いとシナリオがあまりにもぞんざいだった事と、テレパスというギ
ミックをHのトークとしてしか使えなかったのがマイナスポイント。
 まあ、これ程辛い評価−とはいえ6点献上しますが−を弾き出すのはウチくらいか
もしれませんね。
 「美羽」とのH期待で購入されるなら外れは無いと思います。購入を考えている方
は、評価の6点に最低でも1点上乗せで検討してください。

 しかし、「恋愛CHU!」や「むぎゅ〜っとペットメイド」といい、それなり以上の作品を
出しているのに、今ひとつインパクトに欠けますね、このメーカーさん。
 (「ペットメイド」は個人的にかなり面白かったですけど。)
 一発ドカンと花火が上がるくらいのポテンシャルはありそうなんですけど。次も頑
張って貰いたいです。
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