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ラブどり

プレイ時間 CDレス
プレイ
CG枚数 H回想 ボイス 評価
3時間くらい★ 60枚 無し ヒロインフル 1.5点

★最短BADENDまで10分。
初回プレイ30分程度。
2回目から10分くらい。
エンディングとCG埋めに費やした時間が半分以上。('A`)

★事前に期待していたもの
低価格シリーズのレベルの見極めの為、購入。
パッケージ絵の破壊力と内容の攻撃力の温度差を確かめる為といっても過言ではなかったり。

システム  一つ前のメーカーのゲームエンジンです。
 今更ですが、使い勝手は非常に悪いです。

 フルスクリーンでは一切の操作が出来ません。
 ウィンドウモードにて、アルバムモードとセーブ・ロードの操作が可能です。
 セーブは自分で任意の場所にファイルを形式して保存する、もはや絶滅寸前な
方式。
 スキップはキーボード強制のみで、スペースキーによる操作にて。
 他は使い方の説明がメニューに有ります。相変わらずマニュアルを入れない所で
すね、ここは。

 <補足>
 情報を頂きました。後の再販分では、システムが改善されている様子です。
 メッセージスキップが既読判定無しですが、メニューバーから可能に。
 右クリックにて、アルバムモード、ゲームに戻る、スクリーンサイズの切り替え、の
3点が可能になったとの事です。
 相変わらずフルスクリーンでは細かい操作が不可能と言うことですが。
 特に「本編へ戻る」タブはアルバムモードからの脱出不可能地獄の救済としては
適切ですな。
 情報頂きました、S氏、この場を借りまして感謝致します。

 というか、再プレスしたんですね、このゲーム。(;´Д`)
音楽・CV  可もなし、不可も無し。
 このゲーム、未圧縮の音声ファイルと音楽ファイルがMP3形式で650以上ハード
ディスクにコピーされる形式になってます。
 ですので、ゲームをプレイせずとも全部のBGMと科白が聞けてしまったりするの
です。
 これを数えるとBGMは20曲以上あるのですが、どう考えてもそんなに使ってませ
ね、ゲーム中では。
 BGMとしては普通に平凡にして結構チープです。
 しかし、年上先生キャラの「加奈子」のBGMはベタ過ぎですね。ムーディと言えば
聞こえが良いのですが、テナーサックス(サンプリングでしょう)を使ったストリップ
劇場のようなお色気BGMというのは・・・・。

 CVは、物凄く上手ではないですが、決して下手ではありません。同メーカーのこの
後のゲームと比較すれば凄いレベルは高いです。(比較対象がナンボのモンです
けれどね。)
 特に、メインっぽいヒロインの「静香」に関しては平均以上かと。
 まあ、喋るテキストがアレですんで、折角声が良くても活かされるかどうかが疑問
ではあるのですが。
CG・立ち絵  パッケージの絵も相当アレなんですが、立ち絵は更にそのナナメ左上を飛翔して
いると思います。
 特に、表パッケージに登場していない4人目のヒロイン「加奈子」の立ち絵。

 私は、最初これが主人公かと錯覚しました。まぢですよ。
 そのくらいアレです。

 更に、出番がかなり少ないのに表パッケに登場し、しかも最もマトモに描かれてい
る「静香」の妹である「栞」。
 この立ち絵もまた、プレイヤーにディープ・インパクトをもたらすこと請け合いです。

 流石に「静香」と「紫苑」は、立ち絵に限ればパケの絵よりクオリティが高いです。
 というかアレ下回ってしまったら・・・・。
 表情が曲がりなりにもしっかりと変化するのは「静香」のみ。後「紫苑」も少し。
 何と、赤面したりします。これで驚いてど〜すんねん。(;´Д`)

 1枚絵は全部で60枚。
 Hシーンが殆どですが、稀に盛り込まれる一般CGの破壊力は強烈ですね。構図と
いい、表情といい、パッケージの破壊力を上回るモノがあります。

 顔が全てのCGで異なって見えるのはお約束ですが、特に先生キャラの「加奈子」
はその傾向が大。更に出番の一番多い「静香」も表情だけでなく、髪の毛の色まで
青くなったり黒くなったりして妖怪変化並みのパターンで攻めてくれます。

 CGはクオリティにムラがありますが、数枚は一般的にも見れる塗りと表情をしてい
ると思います。Hの体勢がかなり変梃だったりするのはもう定番だから気にならない。
 塗りは、比較的統一されてます。レベルも低く統一されてますが。(w

 最高に破壊力を持つのは、「栞」が驚くシーンのCG。何故かスカートの中から「栞」
を見上げるアングルで描かれています。ファンサービスでしょう。
 と、このCGですが、「栞」パンツが老人用紙オムツのように膨れてます。スカートの
フレアから飛び出してしまいそうになるくらい膨れてます。スペースド・アーマでも
入れてるに違いありません。(゚∀゚)アヒャ

 それから、背景がちゃんと全てのシーンで描かれてます。しかもそれなりな背景
だったりするんです!!
 これは凄いですね。って驚くレベルになったらもう駄目なんでしょうけど。(;´Д`)
エロ  プレイ時間を勘案すれば、かなり多目です。回想モードがありませんので正確にカ
ウントはしてませんが。

 尺は全体に短めで、声の演技は良好な方ですが、喘ぐだけの場合が多いです。
 卑語は殆どありませんし、特殊Hほぼなし。極めて普通のエロシーンのみです。
 比較的マトモなエロゲーらしいHが見れる点に於いては、このメーカーでは、最近作
の最後のゲームかもしれませんね。

 特殊系になるのかアレなんですが、最短BADENDではSMの女王様に支配されそう
になっておしまい、というのがありますし、地下に監禁されて性奴隷となるBADもあり
ます。但し、CGでは表示されませんので、悪しからず。

 特殊と言うと、テキストですか。

 「後ろからエイエイして〜。」
 「下からパンパンして〜。」

 ・・・中々素敵な擬態語ですね。(;´Д`)相手は18歳以上のはずなんですが。
 この2つの科白が笑えました。これだけで元は取れたかもしれません。

 「静香」にのみ妄想レイプが2シーン。純愛和姦の妄想シーンが1つ用意されてます。
流石にメインか。

 姉妹が登場していますので、姉妹丼がありそうですが、これは未確認。とうとうCGが
4枚抜け、14あると言うエンドも4つほど確認できないまま手放しましたので。
 3Pではないですが、同じ日に主人公が姉妹とダブルヘッダーを行い、更に自分の部
屋でもう一戦という連戦があったりはします。

 声もマトモですが、CGがアレなんで、実用度は低そうです。無いとは言えないかも。
シナリオ  比較的大人しい電波主人公ですね。このライター氏にしては。
 アパレル系のデザイン専門学校に姉妹校から転校してきた主人公。
 最初から周りのオンナは全て自分の股間を求めていると信じ切って、女性物色を
始めます。
 ターゲットになるのが、卒業課題のチームメイト「静香」。総理大臣すら僕にしている
大富豪のお嬢様「紫苑」。「静香」の妹でハウスマヌカンっぽい仕事している「栞」。
 そして学校の先生「加奈子」。
 卒業まではあと少しで卒業課題とかあるんですが、まあどうでも良い要素ですな。
 あんまり意味ないし。(投げ遣り)

 ですが、当然性格が謎の主人公。「静香」を人気の無い所に連れ込んでレイプする
妄想を実践することにやぶさかではありません。
 かと思うと、意外に純情青年に変質したりもします。
 しかし、その夜には、どうやって「静香」をレイプするか真剣に考える変態に変身。

 何と、TRUEENDでは主人公の妄想以外にはHシーンが無かったりもするんですね。
 訳解りません。

 転校してきた主人公が、絶対の自信を持って女性ハントを開始するも、何となく流さ
れて誰かとステディになる。
 要約するとこんな感じでしょう。
総評  学園ADVから、萌とか日常会話とか、キャラクターの心理描写とか、掛け合いとか、
その他諸々を取っ払って、エロシーンだけに一点集中すると、こんなゲームになるか
もしれません。
 オマケに精神分裂症気味の主人公が付いてくれば「ラブどり」の完成です。

 テキストは相変わらず素敵です。
 とあるHシーンで騎乗位でフィニッシュするシーンがあるのですが、

 「静香はゆっくり朽ち果てた。」

 朽ち果ててど〜すんねん。(;´Д`)

 しかし、難解テキストは置いておくとして、エロゲームとしてはそれなりに纏まった
代物に仕上がっていると思います。このメーカー水準と言う前提はありますが。

 パッケージには
 CG枚数60枚 キャラ別エンド数10 総エンディング数14 難易度 中
 と書かれてました。
 ですが、かなりフラグ管理が厳しく、2時間近くCG埋めとエンド探しを実行しました
がすぐに諦めました。全然見れないエンドがあります。
 どこが難易度中やねん。 
オススメ度  この前後に「やきにくくりぷうぴ」、「マッチ売りの美少女」というインパクトの巨大
な作品が出てしまっているので、やや霞んでしまった感の強いゲームです。
 パッケージの輝きは強烈ですけど、内容は普通の電波学園恋愛モノ。って何や
それは?

 2003年後半のゲームと比較すると、動作は安定してますし、エロゲーになって
いるので、CGの破壊力と電波テキストで笑う為に買っても良いかもしれませ
んね。
 笑える部分が少なかったけど、駄目要素も相対的に弱目なので1.5点進呈。
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