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Magistr Temple 

プレイ時間 CDレス
プレイ
CG枚数 回想 ボイス 評価 オススメ
点数
18時間★ 不可 75枚 37枠 メインフル 5点 5点

★初回プレイ11時間から12時間。
2週目以降、スキップと途中セーブデータで1プレイ1時間程度。

★事前に期待していたもの
事前の露出情報からドタバタゲーやバカゲーを期待。
シナリオがH氏ではなかったので。(いやマヂで)

システム プロテクトは無しなんですが、起動にSD系プロテクト並な時間が掛かります。PCスペックの
問題かなと考え、無駄にスペックが高い3Dネットゲーム専用PCでインストールして試しまし
たが、起動にはやはりタイムラグがあります。
 (Pen4 3.2GHz メモリDDR 2GB マザボ Intel i875)
 また、とあるシーンで強制終了を喰らいますので、メーカーの修正パッチは必ず当てるよ
うにしましょう。
 修正パッチを当てる前は、途中からロードすると、メッセージと登場キャラの立ち絵が処理
落ちでズレたり、マウスカーソルが分身魔球になったりと(=動かした軌跡がそのまま画面
に残る)、少し画像処理でエラーが出ました。

 操作系は画面上端のツールバーと右クリックメニューの2系統。

 ●上端ツールバー
 クイックセーブ&ロード操作。何故か同プルダウンメニューに存在するセーブ&ロードが使え
ません。
 フルスクリーン・ウィンドウモード一発切り替え。(選択無しで交互表示)
 ゲーム終了。
 メッセージスキップ選択(既読・未読判別有り)。
 オートモードの選択(On/Off、実行時の音声セリフテキスト表示または非表示。)
 音声・BGM・効果音のアナログバー調節。
 フォント変更。
 主人公の名前変更。デフォルトでも読んでくれません。これは相変わらず萎えますね。
 総合コンフィグメニューの表示。以下がコントロール可能。
 キャラ音声個別On/Off有り。
 メッセージ速度調整(9段階)

 ●右クリックメニュー
 セーブ・ロード。
 メッセージスキップの開始。
 タイトルに戻る。

 基本的に全部揃ってます。標準レベルはクリア。が、オートモードのクリック間隔が少し
遅い事。
 選択肢毎でスキップが止まるので、逐一右クリックメニューから呼び出さなければなら
ない事。
 全体的に処理がやや重い事。
 以上の3点が気になりました。
音楽・CV   OP/EDはヴォーカル有り。まあ、印象に残りません、良い意味でも悪い意味でも。CV
を担当されている声優さんが歌われてますが、上手い方ではないかな。
音楽はメインテーマのピアノ曲がブギ・ウギ調の極楽トンボで耳に残りました。後は無難
だと思います。
 が、戦闘シーンの効果音が少し過剰演出気味な上に、定型化してて五月蝿かったです。

 CVはかなり多くのキャラが登場しますが、皆さん実力派なので全然問題はありませ
ん。日常会話、濡れ場共に上手いです。
CG・立ち絵  立ち絵がかなりCGと違いますね。珍しい事ではありませんが、かなり違和感がありまし
た。立ち絵の表情も乏しい。貧乳と呼ばれているキャラの胸が大きく描かれている。結構
ツッコミどころがある立ち絵です。
 CGは独特のタッチで良いと思いますが、キャラの身体の線が崩れ気味な部分があった
りなかったり。また、キャラの絵柄もシーンによっては別人に見えたりして、やや乱れがあ
るように感じます。
 後、H回数水増し(w要員のストーリーとは関係ないサブキャラクターは違う原画家さんが
書かれてますが、こちらの方が立ち絵とCGのギャップが少ないのはどうかと。
エロ  メインのヒロイン達で本番数1〜3回。後は手コキやフェラでオシマイなインサート無しの
場合もあります。
 メインキャラとの絡みは全て和姦です。CGは各シーン2枚使う程度ですが、尺は短すぎ
ず、何よりCV担当諸氏が頑張ってくれてますので、まずまずのものではないかと。
 メインキャラのBADENDでも、それぞれの個別ストーリーに絡んでくる敵女キャラとHシー
ンがあります。
 これは主人公が無理矢理ではないですが、受けに廻ってしまうシーンで統一されてます。
BAD系とはいえ痛くはありません。

 それよりもオマケ的要素の物語とは全く関係のないHシーンが多いのが気になる所。
 TVドラマとして放映される番組を主人公が見るという形で、Hシーンがたくさん閲覧で
きます。完全に紙芝居で見るだけ。当然ストーリーはありません。(笑)
 魔女っ娘モノ、獣娘、変身ヒロイン、が各5〜6話で15本のHだけ見せる話です。レズ、レ
イプ、触手、3Pとそれなりにバラィエティに富んでます。
 完全に抜き専用なオマケ要素ですが、そもそものお話が「Hを見せるだけ」のチープさで
すので、特に凄いとかはありません。オマケにどの話も毎回パターンが同じ。これはTVシ
リーズのマンネリに対するアイロニーですかね?(違)
 問題はこれらのシーンに短いOPテロップがあるのですが、これをスキップで飛ばせない
事。流れを阻害しますね。
 ま〜、エロゲーとしては数が少ないよりも多い方が妥当なんでしょうけど、力の入れ所を
間違えている気がしてなりません。
シナリオ  全10話構成となっており、各話の繋ぎに内輪トーク的次回予告が付いてます。各話はプ
レイ時間1時間〜1時間半程度。結構ボリュームがあるのは予想外でした。
 1話毎に攻略ヒロインが同居人になり、5話で全部揃います。
 7話までがほぼ共通ルート。8話より選択肢で個別ルートに入ります。後出しヒロインが特
に出番が少なくなる、というマイナス面はありませんでした。キャラ的には全員マトモではな
いので、存在感はあります。
 とはいえ、キャラ立てが上手くできているかというと、ちょっと疑問。ま、後から少し触れる
とします。
 全てのヒロインエンドを見ると、大団円シナリオで謎が解けるという仕組みです。
 ありがちですね。

 物語の導入は以下の感じ。

 遅刻寸前の主人公が、転校生の少女に衝突。空まで飛ばされ、落下して衝突主に激突。
気絶した少女を保健室に連れて行くと、イキナリHを迫られ、一戦交える。実はその少女「遥香」
は異世界からやってきた魔法使い。
 その時、眼鏡娘が操る謎の巨大ロボットが学校に現れていきなり魔法戦闘発動。戦いの後、
魔法少女は主人公の「妻」を自称し独り暮らしの主人公の家に居座ります。
 その主人公の下に魔法だの巫女だの鬼だのバンパイアハンターだのネクロマンサーだの、と
いった女性が集まり、なし崩しに同居状態になっていきます。
 が、何時しか世界を守る集団に変質していく・・・・。

 と、あらすじを見ると完全ナンセンスなドタバタアクションコメディ(長い)な感じです。
 実際に、前半は毎話で戦いが繰り広げられますが、かなりイカレタギャグがポンポン飛び出し
ます。
 ヒロインが増える毎に主人公とステディな関係になるのはお約束。

 しかし、後半になると一転して、世界を破滅から守るという重いストーリーに移行していきます。
この前半と後半の繋がりが希薄なのがまず問題。
 それ以前に、何故主人公の下へ異能力者の美少女が集まるのか、という点が殆ど語られま
せん。
 これで終始ギャグやバカゲーだったら全く問題ないのでしょうけど、下手にシリアスな展開を
意図している為、物語の流れが全く一貫しません。
 各キャラが勝手に好きな事をやっているうちに、強敵が都合よく現れ、主人公に魔法の力が
発動。しかも悪の大ボスは主人公に屈託を与える存在。
 登場ヒロインはいきなり主人公を下僕呼ばわりして家に押しかけてきたり、初対面で半ば強チ
ンした上で妻を名乗ったり、押入れから突然現れて毒舌を吐く、と個性が強い連中ばかりです。
 が、ギャグに徹しきれない展開の為、横の繋がりがあまり見えません。
 また、全員主人公にベタ惚れ状態なんですが、お互いに鍔迫り合いも竜虎対決も無し。
 キャラ同士の悪乗りやトークに面白い部分はあるのですが、全てちぐはぐです。
 言ってみれば、何がやりたいんだか解らない3流のコメディ映画並なストーリーですね。イベン
ト同士、各エピソード同士の流れと連結が不自然でブツブツ切り状態。
 ギャグもぎこちない、とまでは行きませんが、滑るような応酬はあまり見られません。互いに人
の話を聞かずに喋っている滑稽さを笑うという感じでしょうか。
 3流コメディに徹していればお笑いと色気で純粋に楽しめたかもしれませんが、シリアスな要素
を入れた事で、焦点が曖昧になってしまってます。
 結局、全てのキャラの掘り下げが出来てません。主人公然り、敵役のボス然り、彼等を囲む女
性陣然り。
 「かくかくしかじかだった」と説明されても、「あ〜そうなの?」と軽く流すだけです。物語に感動
を付与するのには明らかに失敗してますね。
総評  Hシーンの回数は(本編に関係ないキャラで3分の1以上稼いでますが)多目。
 キャラ自体は個性的です。動かし方に問題が大有りな気はしますけど。
 キャラとギャグがひとつひとつ浮いている印象が強いです。会話のキャッチボールで笑いを取る
よりもナンセンスでTPOを無視したキャラクター性に依存した笑いしか取れない感じです。
 加えて、展開が冗長です。ボリュームがあるのは結構なんですけど、山場であまり盛り上がり
ません。
 TRUE解明シナリオの為、謎を残して個別ヒロインルートはエンドを迎えますが、これがいかにも
尻切れトンボ。見せ場からラストまでがどうにも退屈です。TRUEの為に他のシナリオを犠牲にし
て最後でひっくり返す、という手法をとるにはあまりにも謎とラストの物語が弱い。
 また、どのヒロインを選んでも展開が似たり寄ったり。各ヒロインに対応する敵役と戦って終わ
り。これが延々と続くので眠くなりました。しかも物語り運びが不自然でぎこちない為、初回プレイ
からずっと消化不良状態が続いたのに、真相究明最終シナリオも大した仕掛けはありません。
 大体、謎にしても即読めるし、各ヒロインの抱える鬱屈も根本的に軽過ぎる割には後半の雰囲
気がシリアスで、とってもアンバランス。
 最後まで「不自然なギャグとシリアスのちゃんこ鍋」ゲーなイメージが拭えませんでした。
 もう少しメインテーマを絞っていれば、それなりなゲームになった可能性があるのですが。
オススメ度  個人的に、事前情報からファンタジーなナンセンスコメディを期待していたのに、結局良く解ら
ないゲームでした。よって点数は辛目の5点。
 特別オススメできるポイントも無し。さりとてクソゲーや地雷でもないので、オススメ度としては
同じく5点ですね。
 凡作以上のキャラ数とHシーン数。
 凡作以下のシナリオと展開。これではねえ・・・・・。
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