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Maple Colors (DVD版)
プレイ時間 | DVDレス プレイ |
CG枚数 | H回想 | ボイス | 評価 | オススメ 点数 |
20時間 | 可 | 342枚 | 28枠 | フル | 7点 | 4〜8点 |
★事前に期待していたもの
珍しい2D移動システムを取り入れた意欲的なゲームシステムに興味。
かなり数の多いキャラクターをどのように表現できるか。
2週目以降のプレイがかなり苦痛になりそうな予感がするけど、それをどう扱っているか。
システム | まず、このゲーム、かなり高いVRAMが必要です。現在は修正パッチの恩恵でかなり改善されて いる様子ですが、VRAMが8くらいだとかなり厳しいでしょう。 私のマシンに64MBのグラフィックボードを刺して「画質重視」でプレイしたら、キャラの表情が変わ る度に画面が暗転する症状が出ました。128MBに差し替えたら、快適にプレイ出来ましたけど。 オートモード有り。調節はかなり細かく可能。 バックログ閲覧不可能。 ホイールマウス非対応。メッセージ送りも出来ません。 セーブは1日の終わりのみ可能。 メッセージスキップはキーボード操作のみ。Ctrlキーを押している間のスキップ、又は一度押すと 選択肢までロックしたままスキップのどちらかが選択可能。スキップはADV画面では高速。 音声・BGM・効果音の個別コントロール有り。総合のボリュームも調整可能なのは親切。 ボイスのOn/Offは男性・女性キャラの2つのみ対応。 テキスト表示と画面効果のOn/Off、可能。 結構細かい所が充実しているかと思うと、セーブ関連が不便だったりします。 まあ、標準以上だと思います。システムそのものにはストレスは感じませんでした。 |
音楽・CV | 女性陣を含めてかなりの豪華陣ですね。演技としては全く問題無し。 男性CVに重複出演が多いのはお約束かな?どちらにせよ、演技は上手です。 但し、メインヒロインのひとりである、「もみじ」のトロ過ぎる喋り方はややストレスを感じました。 声自体は良かったんですけど。 何といっても「未来」役の方は、役にピッタリの演技をされてます。流石。 それから公開されているOP的なデモムービー。映像とポップなボーカルがとてもマッチしていたの ですが、これが本編に挿入されず、あまつさえオマケとしても収録されないのは残念です。 |
CG・立ち絵 | 立ち絵では口パク、目パチします。そのためか、立ち絵のポーズや表情のバリエーションは多くな いけど、飽きるということは無いです。 「未来」と「もみじ」の立ち絵が一番パターンが豊富なのは、シナリオの扱いと量からは妥当だと 思います。 反対に、サブヒロインやクラスメートの脇役の立ち絵が、男女共に少ないです。 一枚絵CGに関しては、総数は324枚ですが、差分も1枚として登録されるので、実質はこの半分 程度と考えるのが妥当かと。 枚数的にはそれなりの分量を感じられはしました。 しかし、かなり塗りや絵自体に乱れがあるように思えます。立ち絵と別人のように見えるイベント CGがちらほら。が、総じて一般受けする絵ですし、綺麗なCGはかなりのものです。 それから、画面の演出。空を青空から夕焼けに変えたり、雲を空に流してみたりと、視覚的に見せ ようとしている努力が伺えます。が、このために低スペックなPCでは動かない可能性もあるので、 一長一短かもしれません。 |
エロ | エンディングのあるヒロインは「葉子」を除いて2枠。尺の長さもそれなりですし、CGをズームさせた りパンさせたりして、1枚のCGを使いつつ画面的な動きを演出している点はユニークです。 キャラが多い分、かなりエロは薄くなると危惧していましたが、なんのなんのかなり濃厚です。 殆どのヒロインが1回戦につき2ラウンド、使うCGは2枚程度です。 CGは少なめですが、演出と声優さんの艶技でカバーが出来ています。 それからクラスメートを含めた脇役ヒロインとのH。こちらは浮気し放題で、やり方によっては攻略 中のヒロインを含めて、全員を食えます。 (攻略可能ヒロインと二股を掛けると、HappyEndは見れないので、そちらはご法度) こちらの脇役ヒロインの方がかなりマニアックなプレイが多いですね。かなり濃いと思います。 問題は、意中のヒロインとかなりバカップル化しても平気で主人公がクラスメートに手を付ける点 にあります。一点集中して狙ったヒロイン以外とはしっぽりしたくないプレイヤーには面白くない展開 だと思います。 また、脇役ヒロインとHに雪崩れ込む動機があまりにも薄い。物語を通して、主人公は結構熱いヤ ツとして描かれているのに、Hにだけは浮薄というのは矛盾していると思います。 全体の特徴としては、全て中出し。処女が少な目、純愛路線にしては濃い、こんな所です。 あと中出しの精液表現が飛沫が飛び散るように書かれていて、こちらが違和感ありました。 |
シナリオ | 前半のメインは、クセのある仲間を集める事。 マップを飛び回りつつ、追いかけ、説得し、アイテムを拾う。増えてくる仲間に満足し、なかなか参 加してくれないキャラにやきもきする。 プロローグでかなりテンポ良く笑わせてくれた後、リアルタイム進行のゲーム時間の中で仲間を 探し、時にはミニゲームをクリアしていく。 “ゲーム”として前半は楽しめます。 ただ、後半の攻略ヒロイン選択後があまりにも薄味アッサリです。 「未来」と「もみじ」以外のサブヒロイン4名は、1回本番して、少々ヒロイン別の問題を解決したら ラストまで急転直下。ザッと展開がスキップされます。各ヒロイン、大体個別ルートで1時間でエンドに なるのですから、その性急さが分かると思います。 肝心の「劇」のシーンもダイジェスト的に流されるだけなので、感情移入も出来かねます。 その点、ストーリー上の扱いから間違いなくメインヒロインの「未来」。そして2NDヒロインの「もみ じ」だけはそれなりな展開が用意されてます。 しかし、 仲間集める → 一致団結 → 惹かれあうふたり → H → 劇本番で妨害が入る → 跳ね除けて大団円 というフローは全キャラ共通ですので、キャラ別に違ったストーリーを楽しむのは無理。 ストーリー的には平凡なゲームです。感動や笑い、そして泣きといった要素は掘り下げられず、た だ流れるお話を読み、お約束のエンディングに収束していくのをみるだけしかありません。 プロローグではとてもテンポが良いのに、移動マップが始まるとかなりテンポが低下してしまうので そのギャップが気になりました。エンディング近辺での強制ミニゲームも正直鬱陶しいし、流れを阻害 していると思うことしばしば。 全体としてどうにも纏まりに欠ける所は多いです。 |
総評 | ネックはやはり2週目以降でした。全く変化無し。2週目を最初からやり直すと、新キャラや新シナリ オが出現するでもなく作業の繰り返しになります。 ただ、私は最短期間で仲間を集める方法を模索して、かなり前半の仲間集めにはハマリました。 大体9〜10日で全員集められます。ゲームとして入れ込んだのはエロゲーでは久々でした。 ですので、1週目は非常に面白いと感じる人が多いでしょうけど、問題は2NDプレイ以降です。 これが相当タルイので、出来れば2回目のプレイ迄に共通ルートを構築してセーブポイントから各 攻略ヒロインのシナリオに入るのが吉。 逐一最初からやり直していると、かなりの苦痛になるでしょう。 私はこれで10数時間費やしたので、満足はしてます。が、最初から何回もやり直すのはもう勘弁 です。 また、時間を進められるアイコンがあり、狙ったキャラが動くまでゲーム中の時間を早送り可能なん ですが、このスピードがかなり遅くて不満を覚えます。 要するに移動システムがしんどくなってくるのです。 結局、仲間を集めた後は、ルーチンに従ってマップを動き回るキャラクターをストーキングしてイベ ントを起こす。こういった展開が激減するため、正直マップ移動というシステムは足枷以外の何物で もなくなってしまいます。 個別ルートに入ったら、完全にマップ移動の無いADV方式に切り替える等すれば、もっと物語に 膨らみが出来たようにも思えます。 それから、サブヒロインやクラスメートの脇役が20人を超えて登場するのに、脇役があまりお互い 絡んだり、ヒロインのシナリオに関わってくる事が無いため、仲間にした後の存在感が完全に消滅し てしまうキャラがたくさんいます。 女性側の脇役は1回H要員として活躍の場があるので、まだチョイ役よりはマシかもしれませんが。 個性的なキャラクターが多いのに、チョイと登場しただけで終わってしまうのは残念ですし、それが 尚更各ヒロインの個別シナリオの薄さに拍車を掛ける結果にもなっていると思います。 個別シナリオとクラスで行うイベントゆえのドタバタがもっと出ていれば凄いソフトに化けたかもしれ ません。 とはいえ、それなり以上の楽しめました。 |
オススメ度 | かなり手と時間を掛けて、「見る側を楽しませる」努力をしているソフトです。 移動システムでチョコチョコ動き回り、時間によってイベントが変化するシステムを攻略する事に抵 抗を感じない人なら、オススメします。 ただ、この移動がかったるいと感じたら、前半で投げ出す危険性があります。 シナリオ以外は総じて高いレベルにあるので、ゲームシステムさえ許容できればかなりオススメ。 そうでなければ、退屈で苦痛な部分が多いゲームとして評価されそうです。 よってオススメには大きく幅を付けました。まず公開されている体験版をやることが良いかと。 |
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