プレイ時間 | CDレス プレイ |
CG枚数 | H回想 | ボイス | 評価 | オススメ 点数 |
10時間30分 | 不可 | 89枚 | 10枠※ | フル | 4点 | 4点 |
※エピローグ回想有り。(TrueEndのみ)7シーン。
★事前に期待していたもの
もののけ系学園恋愛ADVというコピーに興味有り。
伝奇モノとか大好きなので、それをどうやって学園モノに取り入れれるか?
独自の路線を行くメーカーだけにユニークなシナリオ展開を期待。
システム | フルスクリーンプレイオンリーというのがこのメーカーの独特のスタイルですね。私は特に 不満はありません。これを除けば至れり尽せりですね。 既読未読判定スキップ装備。スキップ速度は2段階調節可能で、かなり高速。 音声のキャラ別On/Off有り。脇役と男キャラは一括で喋らせるか黙らせるか。 主要キャラはかなり細かい音量調整が可能。BGMと効果音も同じく。 映像エフェクト等の細かい設定が可能。オマケに総プレイ時間と起動回数までカウントし てくれます。 システムは右クリックで呼び出すか、メッセージウィンドウ右下にポインタを移動するとアイ コンが出てくるので、それで操作可能。 操作にストレスは感じませんでした。 |
音楽・CV | オープニングとエンディングのボーカル曲は海原エレナさんが歌ってます。まあ、ボーカル 曲にはあまり興味ないんですが、上手いと思います。 BGMはサンプリング系のコミカルなものが多いかな。印象には残るものが無いです。 CVに関しては、堅実なラインナップですので、全く問題ありません。 が、ゲーム中の時間が「朝」「昼」「夜」と流れるのですが、この切り替えのたびに、CVが 「朝だ」「昼です」とか喋るのは必要ないかと。 システム画面でセーブ・ロードをする際や、ゲームを終了の際にも同じ音声ガイダンス付 きですが、これまた必要性は薄いような。 OP画面で登場キャラの合唱で「モノグラフ」と声が入るんですが、これが妙に暗い。少し やる気が削がれる感じです。 |
CG・立ち絵 | 立ち絵は全く変化させず、メッセージウィンドウ左に登場キャラの顔を出して、表情を変化 させるタイプです。しかし、フェイスウィンドウをハート型や雨垂れ型にして感情を表す手法に 頼っているためか、表情自体の変化が乏しいです。 立ち絵は綺麗なので、こちらを変化させて欲しかった。また、立ち絵自体の服装の変化が 少な過ぎます。休日でも制服着ていたり、剣道部の練習シーンで制服だったりするのはあ まりにも寂しいです。 1枚絵はクセがありますね。安定してません。シーンによっては別人に見えます。構図とか ポーズもオカシイ絵が何枚もあったと思います。 絵的には悪くないけど、こうもバラバラでは。 |
エロ | 基本的に1キャラ1回のみ。1回で2ラウンドとなっています。 例外が「夢乃」でシーン登録が4回あります。その内2回は挿入無し(手コキ・パイズリ)。 尺は短かめですし、Hへの突入経緯があまりにも唐突ですね。自然なキャラは皆無。 特殊シチュも無し。もののけとHというからには何かしらそれなりの特殊能力とかあっても 良さそうですが、全然ありません。 実用性は非常に低いでしょう。 それから射精の音が、まるで塗れた雑巾を床に叩きつけて鳴る「ベシャッ」という効果音で 表現されてますが、これが最悪ですね。萎えます。 |
シナリオ | 退魔士の名門ながら、落ちこぼれて実家を勘当同然に叩き出された主人公が、無気力に 従姉妹と同居しつつ「もののけ」のヒロイン達を中心に触れ合っていくAVD・・・ らしいです。1プレイはプロローグを除いて1時間半から2時間(TrueとBadEndを制覇して)で すのでお手軽なボリュームではあります。 が、主人公が退魔士の家系である必然性が実に希薄です。 ヒロイン達も本当のメインヒロインを除くと、「もののけ」である非人間の設定は全く活用さ れていません。物語を作るために、「もののけ」という人格を便宜的に与えられただけです。 言い換えれば、主人公が元霊能力者たる必要も、ヒロイン達の大半が「もののけ」である 必然性もありません。 シナリオも実に退屈でありきたりです。 以下、キャラ別のシナリオ感想。(攻略順) ●弘美「眼鏡/幼馴染」 性格がキツイのか快活なのか、本当は大人しいのか、結局最後まで判然としません。 典型的な幼馴染で主人公が「約束」を忘れているのもお約束。(笑) ストーリーを進めるために、脇役の男キャラを当て馬に仕立てる手法は正直呆れます。 何のインパクトも無し。登場回数だけは多いけど。 ●護「擬似妹/巫女/ツインテール」 「お兄ちゃん」と主人公を呼び、とことん甘えてきます。しかし、ここまでスキスキ光線を発す る理由が描写不足。萌えを狙って作った擬似妹キャラ。それだけ。 萌えれるヒトは萌えれるかも。が、これまた主人公とくっ付けるのに、脇役男キャラを当て馬 に使うのは・・・。実にチープです。 ●九印夢乃「年上/お色気/巨乳」 エロの水増し担当。それだけ。 「もののけ」故の長寿による苦悩を背負わせているけど、これまた書き足りてない。 同居している「沙耶香」との絡みが個別シナリオで皆無なのも萎え。 ●八神つかさ「病弱/大人しい」 ストーリー自体は全くありきたりでインパクトゼロ。キャラ設定の弱さがそのまんま物語に出 た典型。泣きを取ろうと使い古された設定を安易に持ち込んでいるけど、「もののけ」である 必然性が無い。影が薄いキャラ。 が、TrueEnd後のエピローグだけはそれなりに心に残った。それにしても突飛過ぎるが。 ●佐倉沙耶香「無愛想/実は可愛い系」 キャラ設定としてはありきたりだけど、物語としてはまだ纏まりがある。Hシーンへの移行は 最悪に強引だけど。 但し、TrueEndでのあんまりなご都合主義に萎え萎え。全部ぶち壊し。 ●二又 美子「猫耳/能天気」 一応表のメインヒロインか? 何の感想も無い。敵意剥き出しから甘えてくるという技を発動するけど、キャラが立ってない のでウザイだけ。 物語のクライマックスまで至る過程もクライマックスも非常に陳腐。 ●朱鷺令子「ロリ/高飛車系/実は可愛い系」 真ヒロイン。それなりに力が入っていて物語としては一番良く出来ている。 エピローグもありきたりなHappyEndにしていないので、まあまあか。 が、伏線的な設定受け持ちキャラとしては、即座に謎も伏線も読めてしまうからなあ。 |
総評 | 普通の学園モノに、少々ファンタジー系の不思議要素を加えれば、この程度のお話なら簡 単に作れそうです。 マップ移動型のため、ストーリーが切れ切れになる傾向が高いのですが、それをスカスカな 内容がバッチリ補助してます。まあ、テンポ自体は悪くないですが、マップ移動で同じ会話が 結構出たりするので、無駄も多い。 キャラの作り方も実にステロタイプ。物語の山場に「もののけ」である宿命とかを利用して盛 り上げようとしてますが、そこへ至るまでの描写が不足していることと、キャラを立てきれてな いため、退屈な展開で気が付けば少し丘のような変化があって、エピローグです。山場といえ るものはあるとは言い難いです。 誉めるべき所はありませんね。システムが良いこと、CVが豪華なこと。そのくらい。 Discoveryは独特の味があるゲームが多いので、そのユニークさに期待していたのですが、 見事に裏切られました。 ということで、個人的には大スカされです。よって4点。 |
オススメ度 | 萌えゲーとしても不足。 ストーリーゲームとしては全然足りません。 エロも薄いです。 泣きや感動路線を盛り込もうとしてますが、浅いし取って付けただけの感を拭えません。 クソゲーでも地雷でもないでしょうが、面白くないですね。 非人間ヒロインの率が多い普通の学園ゲームをやりたければ、まあ買ってください。 特筆できる点が無い普通のゲームですが、全部の要素が弱過ぎます。 |
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