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夏音-Overture-

プレイ時間 CDレス
プレイ
CG枚数 H回想 ボイス 評価
2時間程度 −※ −★ フル

★15歳以上推奨。Hシーン無し。

※モードに入れず。

★事前に期待していたもの
コミケで購入した友人から購入。
友人の推薦により、購入を余儀なくされたので。

システム  殆ど揃っているのですが、一点のみ物凄く不満。

 それは任意の場所でセーブ・ロードが出来ないと言う点です。
 とあるシーンを通過すると、そのシーンの最初からプレイが可能になる仕様です。
 当然、ゲーム中に任意の場所にもロードできません。一度スタートに戻ってから
既読シーンを選択と言う、ちょっと不便過ぎる仕様です。

 まあ、プレイ時間が2時間弱と短いので今回はそれ程気になりませんでしたが、こ
れが本編に続くとなるとかなり問題があると思います。改善を期待。

 その他は問題なし。
 ホイールマウスはどちらの方向でもバックログ参照。メッセージ読み返し時も有効。
 操作系は画面上端からプルダウンのツールバー。
 右クリックメニュー呼び出しの2系統。

 右クリックでは
 音声リプレイ。
 オートプレイの開始と終了。
 既読スキップのOn/Off。(既読未読判定有り。選択も可能。)
 メッセージウィンドウ消去。
 過去ログ表示。(音声再生対応。)
 タイトルへ戻る。

 以上。
 プルダウンメニューでは
 フルスクリーン・ウィンドウモード 切り替え。
 右クリックメニューの全て。
 環境設定。
 テキスト速度調整。(6段階)
 オートクリック間隔設定。(0〜3秒の3段階。)
 音声・BGM・効果音ボリューム調整。(12段階。On/Off一括機能付き。)
 インターネットによるアップデート。
 終了操作。

 個別音声のOn/Off設定が無いくらいで、後は快適です。
 兎に角、セーブ・ロードの仕様を何とかして貰いたい。 
音楽・CV  非常に美しいNewAge風のピアノが一番印象に残りました。
 WindamHillのリズ・ストーリーという女性ピアニストの作風に似ているなあ、とかなり
マニアックな感想を持ったりします。(分かるヒトは殆どいないでしょうけど。)
 全体的にBGMは良さそうです。最もスロー系のピアノソロ曲だけで後の曲はそれ
程印象がある訳でもありませんが。
 ボーカル曲はどうでもイイので同梱のシングルは聞いてもいませんが。
 曲数がそれ程なさそうなので、本編でどうなるか期待は出来るレベルですね。

 CVに付いては、これで購入を決める方も出るくらい豪華ですね。
 女性陣に付いては、キャラクターのイメージととてもマッチしたベストなキャスティング
をしていると思います。
 特に、今回主人公となっている「鈴菜」の声の方は、流石。実に幅のあるハイテンシ
ョンな演技で笑わせてくれます。
 ただ、男キャラの方はいまいち微妙な感じ。というかいらないんですけど。(おい)
CG・立ち絵  立ち絵は、表情の付け方よりも、感情をフキダシやクエスチョン、イクスクラメーション
を始めとした記号や顔文字で立ち絵に重ねて、とてもコミカルな演出をしています。
 表情もやや漫画的(涙をダ〜っと流させたり、目の周りに影を付けたり)ですが、楽し
いパターンが見れます。
 この原画家さんのキャラクターで昨年1月に発売された某18禁ゲームよりも立ち絵の
塗りも綺麗ですね。
 立ち絵としてはかなり高いレベルになると思います。

 1枚絵CGに関しては、アルバムモードがまだ開けない状態ですので、枚数はカウン
トできませんが、ゲーム後半に数枚。後、キャラクター登場時に幾枚かあるだけです。
 こちらも塗りは独特の淡い感じで、非常に良質。
 後は本編でどの程度の枚数が出るかが焦点となるでしょう。
 絵的には概ね満足のレベル。
シナリオ  今の所何とも言えないんですが、序章で主人公となっているのが女性キャラクター
の「鈴菜」という、女性視点のゲームになっているのが珍しい。
 彼女の妄想癖が爆発し、現実世界でもレズっ気を出して、鼻血吹いて、自爆して、
騒いで、と殆ど彼女の一人相撲、もとい一人舞台で物語が進むのはテンポとしては
良いと思います。

 実際ストーリーは殆ど無し。本編である「夏音-Ring-」への導入部分を描いている
だけのゲームです。
 「鈴菜」の異様にボルテージが高いエネルギーで引っ張りまわされる、周りの人達の
日常をほのぼのと描いた展開です。

 問題は
 本編でも女性主人公のレズ系のゲームになるのか?
 男性が主人公となると、誰が主役になるのか?

 という疑問が残る所です。
 後、これだけ存在感を与えてしまった「鈴菜」を攻略対象として受動的存在にしても
大丈夫かな、と思ったりもします。
 
 全体として、大笑い出来るシーンはありませんが、微笑ましいシーンが多く、キャラの
掛け合いも楽しいので、取り敢えず本編を買う気にはさせてくれます。  
総評  15禁ということで、エロシーンは精々パンチラくらいです。
 水着の上にシャツを羽織っただけとか、微妙に透けて見える下着とか、見えそうで
見れない部分にエロスを感じるヒトには却って堪らないかもしれませんけど。(苦笑)
 本編はR18指定とエンディング後の予告に出てきますので、さてどうなるやら。
 予想としてはエロ自体は濃くないと思ってますが。

 本音を言えば、このボリュームなら無料体験版としてネット配信して貰いたいです。
 インターネットを通したダウンロードで追加シナリオやオマケ要素をアップデート可能
という試み自体は面白いと思いますけど。
 PCの日付を変更する事で、妄想内での異物挿入というHシーンが見れましたが、こ
ういったギミックも面白そうではありますね。

 但し、
 C65版1500円、商流版2000円という値段は、凄く微妙。
 この値段でもっと長く遊べる同人作品は結構出てきてますし。

 このプレリュードを購入すると、中に本編の予約券が同梱されています。
 この予約券で本編を購入すると、一般購入では貰えない特典が付くらしいですけ
ど、う〜んという感じですね。
オススメ度  値段相応分楽しめるか否か、は相当主観に頼る事になると思います。
 作品としてはプレリュードの役目は十分に果たしているでしょう。少なくとも私は「夏
色-Ring-」を購入する気になりました。
 但し、本編がこの調子で日常ほのぼのゲームになるとすると、ちょっと物足りない
感は否めません。
 前述のように、主人公がどうなるかというのも不安要素ですし、予告のとあるメッセ
ージも気になります。

 客観的に見るとフルボイスの体験版という位置付けが妥当っぽいですね。
 よってオススメ度は付けません。
 最終的な評価は本編プレイ後になります。
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